留学失敗談【第五章：まとめ～アクシデントから学んだこと編～】

これは私ではなく、2つ下の妹①の留学失敗談です。

これ以降は妹の文章がベースになっています。

はじめに
迷子を克服したあとの出来事
これだけは言わせて

はじめに

大学が手配してくれる短期留学プログラムに参加して、ド派手に迷子になった時の体験談です。

今回は第五話です。はじめのお話はこちらから↓

前回の第四話はこちらから↓

今回はラストのまとめとして、留学を通して学んだことを書いていきます。

迷子を克服したあとの出来事

こんな感じで序盤にやらかし尽くした自分は、逆に肝が据わって、留学中の後半は他の誰よりもバスを利用して出かけまくりました。

朝6時くらいに出かけて、朝食を「世界の歩き方」に載ってるカフェで食べ、それから授業に行って、帰りはダウンタウン等の観光地に行って。休日はショッピングモールに行ったり、映画を観に行ったりしました。

自分はゴリゴリのコミュ障で、その辺の人に話しかけるなんて無理無理の無理だったんですけど、迷子になってる時はそんなこと言ってられる状況になかったし、そうやって頑張ってたら話しかけることに慣れてしまいました。

あの体験のおかげで、一か月楽しみ尽くせたんだと今は思います。

序盤は本当にたくさんの人…というか主にホストマザーとスタッフに迷惑をかけましたが、そのおかげでスタッフとも仲良くなれて、観光地の情報とかも教えてくれましたし、お菓子とかもくれました。

今思うと19歳の人間に対する態度じゃないな、5歳児をあやすのと同じノリだな。

まあいいか。

ホストマザーも「今までたくさんの留学生を受け入れてきたけど、あなたほど出来が悪くて、あなたほど成長した人は見たことがない」と言ってくれました。

そして私が帰国する時、「You are shining star」という言葉をくれました。

よく分からん。

ゴハン

よく分からんのかい！

結局、何が言いたいかというと、

どんな経験も自分の糧になるということです。

散々やらかした結果、私は「度胸」と「コミュ力」と「体力」と「精神力」と「対応力」をかなり身につけることが出来たと自負しています。

それに、バスの乗り方に時刻表の読み方も覚えました。

私の奇行を心配してくれる日本人の友達も出来ました。

本当に、あそこが自分の人生のターニングポイントだったんじゃないかと思うくらいの体験でした。

人の優しさを知り、海外の治安の悪さを目の当たりにし、自分のアホさを自覚し。

自分の価値観がガラッと変わってしまうような出来事の連続でした。

こういうアクシデントも、留学の醍醐味なんじゃないかなと思います。

こんな稀有な体験が出来たなんて、私は果報者です。

ですがそれはそれとして、事前の準備はちゃんとしておくべきです！

傘を忘れてビショビショになったこと、薄着で凍え死にそうになっていたこと、永遠に「クレイジークレイジー」をかける羽目になったこと（？）、全部私の準備の甘さが原因でした。

それに、スマホの準備があればこんなことにはならなかったし、ちゃんと睡眠をとっていればグーグルマップを閉じることもなかったでしょう。

一日目なんか特に携帯の使い方も分かってなかったですし、家が見つかってなかったらと思うとぞっとします。

二日目も、グダグダやって形態の充電が切れちゃってから、結構危なかったです。

過ぎたからいい思い出扱いできるものの、結構マジで帰れないって事態になりそうでした。

避けられるアクシデントはもちろん避けましょう。

準備は入念に！

自分の力じゃ避けられなかったアクシデントは全力で楽しんでください。

きっと人生の糧になります。

これだけは言わせて

先も述べた通り、留学中に起こる様々なアクシデントは、自分を成長させるチャンスだと思います。

「絶対に問題を起こさないぞ！」というスタンスで必要以上に慎重になるよりも、最低限の準備とガバガバな計画で出かけて、周りの人に道を聞いたり、マップを一生懸命調べたり、たまには迷子になっちゃったりした方が、後から自分の経験として光り輝くものになるんじゃないでしょうか。

これを読んでいる人に、これから留学に行こうかと検討している人がいたら、是非積極的になってください。

変わらない日々を過ごすままでは経験できないようなたくさんのアクシデントを、精一杯経験してほしいです。

それはそうとして、何度も述べた通り準備は大切です！

最後に、留学を検討している方に向けて、伝えておきたいことをまとめます。

・事前説明会は信用するな
・現地の天気は自分で調べろ
・海外でスマホを使えるように準備をしておけ
・ネットが使えなくて困ったらスタバかマックに行け
・緊急事態になったら自分でどうにかしようとせず、すぐ連絡しろ
・不安だったら同じプログラム参加者の日本人に行動を合わせろ
・スタッフは強めにお願いしないと動かないぞ

以上のことを踏まえた上で、是非アクシデントを楽しんでほしいです。

この長い長い体験談が、誰かを笑わせたり、誰かの役に立っていたらいいなと願っています。